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【開発秘話 Episode3】“ひかり”と暮らしをともに育てる「ひかりノベーション」のこれまでの歩み

屋外に照明をひとつ取り付けるだけで、帰宅したときの玄関まわりの雰囲気がずいぶん変わることがあります。「ひかりノベーション」は、そうした屋外照明の楽しさをもっと身近に感じてもらいたいという思いからスタートしたブランドです。最初は3つのアイテムからの展開でしたが、使う方の声に耳を傾けながら少しずつシリーズを広げてきました。今回は、ひかりノベーションがこれまで歩んできた経緯とともに、各シリーズが生まれた背景やブランドに込められた考え方をご紹介します。



1. すべては「3兄弟」から始まった

ひかりノベーションの最初の一歩を飾ったのは、企画開発チームが開発当初「3兄弟」と呼んでいた3つのアイテム——「木のひかり」「壁のひかり」「地のひかり」です。「3兄弟」はあくまで社内だけの愛称でしたが、木を照らす、壁を照らす、地面を照らす、とそれぞれの役割がそのまま名前になっていて、シリーズ全体の出発点となる、いわばはじまりの3アイテムです。

「木のひかり」は、ひかりノベーションの中でも多くのシーンで使われている人気のアイテムで、庭木の根元から幹や枝葉をやわらかく照らすことができます。昼間は普通の緑に見えていた木が、夜になると光を受けて立体感が増し、昼とは違った印象を与えてくれます。「壁のひかり」は、外壁やフェンスに光のアクセントを加えるアイテムで、照らす壁の質感が浮かび上がることで、昼間とは異なる壁面の表情を楽しめます。そして「地のひかり」は、玄関アプローチや庭の足元を明るく照らして、夜の帰宅時の安心感や雰囲気づくりに役立つアイテムです。

\ひかりノベーションの始まりの「3兄弟」!/

木のひかり
壁のひかり
地のひかり

この3つが揃うと、住まいの外まわりの基本的な灯りの場所がひとおり整っていく。「住まいと暮らしのリノベーション」という言葉には、住まいのエクステリア(外構)と、そこに広がるガーデン(庭)の暮らし、それぞれを光で豊かにしていきたいという考えが込められています。まずはその土台となる3か所に光を置くことで、屋外まわりの”ベース”が整う。「3兄弟」は、ひかりノベーションがそこから始まることを示す、ブランドの出発点として今も根っこを支え続けています。

ひかりノベーションの最初の3アイテムで照らしたお家

2.「間のひかり」が照らす、新しい選択肢

最初の3アイテムが揃った後、次に登場したのが「間のひかり」——いわゆるポールライトです。実は、プロの施工市場では長らく売れ筋の定番商品として知られていたこのタイプを、照明を初めて使う方でも自分で取り入れられるものにしようというのが、開発の出発点でした。

\第2弾で追加された「間のひかり」/

「ここ、なんか暗いな」とふと感じた場所に、手軽に光を足せる。そんな使い勝手の良さを実現するうえで、工夫が生まれたのがポールの高さ展開でした。パッケージサイズの制約から、ポールを分割して梱包する必要があったのですが、その構造を逆手にとり、組み合わせ次第で異なる高さが作れるようにしたのです。植物の背丈に合わせたい、階段の足元に合わせたいなど、使う場所や用途に応じて高さを選べる今の3展開は、こうした現場の試行錯誤から生まれたものです。また、グローブ(光を覆うカバー部分)が乳白色になっているのも、光を柔らかく広く拡散させるための選択でした。見た目のバランスと機能、コストのすべてを両立させるために、製造の工程レベルまで踏み込んだ工夫が凝らされています。

異なる高さで空間を最適に明るくできる間のひかり

3. コードのない自由を求めて生まれた「SUNCHARGEシリーズ」

ここまでご紹介してきた「木のひかり」「壁のひかり」「地のひかり」「間のひかり」の4アイテムは、いずれもローボルト照明(家庭用100Vよりも低い電圧で動作する屋外照明システム)のシリーズです。専用のトランスを通じて電源を供給するため、安全で安定した光量と演出を実現できる一方、配線の取り回しが設置のハードルになることもあります。

そこから生まれたのが、ソーラー充電式の「SUNCHARGEシリーズ」です。開発にあたっては、すでに市場にリーズナブルなソーラーライトが多数存在するなかで、「ひかりノベーションが出すべきソーラーライトとは何か」が問われました。導き出された答えは、最初の3アイテムを考案したときからぶれず、用途を明確に絞ること。そして、ソーラーライトでありながら雨天時でもきちんと点灯することに加え、各用途に必要な光量をしっかりと確保することも、このシリーズで大切にされた点です。コードを引きにくいモルタル仕上げの住宅の足元や、花壇をまたいでの配線が難しい道路沿いといったシーンに着目し、「道のひかり」と「花のひかり」の2アイテムが生まれました。単に明るくするだけでなく、演色性(色をきれいに見せる光の特性)にこだわった光の質もこのシリーズの特徴です。発売当初から「道のひかり」が多くの方に支持されてきましたが、近年では「花のひかり」も着実にファンを増やし、今ではどちらも選ばれ続けているアイテムになっています。

\コードレスな「SUNCHARGE」シリーズ/

道のひかり
花のひかり

4. 庭での「過ごし方」から生まれた「暮らしシリーズ」

ひかりノベーションが広まるにつれて、ユーザーの皆さんの使い方にも変化が見えてきました。ひかりノベーションで開催してきたフォトコンテストの投稿や、実際に使ってくださっている施工事例を眺めると、玄関まわりや外壁といったファサード(建物正面)シーンだけでなく、ウッドデッキやリビングガーデンで光を楽しんでくれている方が多いことがわかってきたのです。

ウッドデッキやリビングガーデンを楽しんでいるイメージ

「その場所で、もっと使いやすいものを」という思いを受けて生まれたのが「暮らしシリーズ」です。最初に揃えられたのは「語らいのひかり」「憩いのひかり」「活動のひかり」という3つのアイテム。テーブルの上に置いて団らんの場を照らす、デッキ空間に光を足して夜の外でゆっくり過ごす——それぞれの名前が示すとおり、「人が庭やウッドデッキで何をしたいのか」という問いを起点に、実際のユーザーさんの行動を丁寧に観察しながらアイテムが考えられていきました。

\「暮らしシリーズ」の最初の3アイテム/

活動のひかり
語らいのひかり
憩いのひかり

その後、シリーズにはもう一つのアイテムが加わります。「繋がりのひかり」です。夕暮れ時、ウッドデッキに椅子を並べてグラスを傾ける時間、あるいは庭先でゆっくりと言葉を交わすひととき——そうした人と人が自然に近づく場面を、ひかりがそっと包み込んでくれたら。そんな思いから生まれたアイテムです。

\さらに仲間入りした「繋がりのひかり」!/

そうして完成した「暮らしシリーズ」

ブランド名に最初から添えられていた「住まいと暮らしのリノベーション」という言葉が、ここに来てもう一つの意味として花開いたとも言えます。「暮らし」の部分を、これからもっと充実させていこうという想いが、このシリーズには込められています。


5. ユーザーさんと一緒に、光の可能性を広げていく

「光を楽しんでくれる人が、もっと増えてほしいですね」

ライトアップ演出提案担当・はなださん

「光の楽しみ方を知ってもらうきっかけを作りたい、というのがずっと変わらない気持ちです。

でも、ユーザーさんの使い方を見ていると、こちらが思っていなかった楽しみ方を発見させてもらうことも多くて。

たとえば、木のひかりを使って軒天に影を投影する演出を、自発的にやってくださっている方がいたりするんです。

そういう新しい光の使い方が、次の商品を考えるヒントにもなっています。

光を楽しんでくれる人が、もっと増えてほしいですね。」

「プロとユーザーさんが、お互いに刺激し合える関係になっていけたら
面白いと思っています」

岩根イラスト

企画担当・いわねさん

「ひかりノベーションはもともと、プロの照明デザインのテクニックを一般の方でも取り入れられるようにすることを目指して生まれたブランドです。

でもこれからは、ユーザーさんの自由な使い方や発想が、プロの側にとっても刺激になるような関係になっていけたら面白いと思っています。

プロの現場を見て『こんな表現、自分の家でもやってみたい』と思った時に手に取れるのがひかりノベーション、というポジションをこれからも大切にしながら、その循環をもっと豊かにしていきたいですね。」


3つのひかりのアイテムから出発して8年。ひかりノベーションは、ユーザーさんのざまざまな声を拾いながら、少しずつ成長してきたブランドです。照明ひとつで、夕暮れどきのテラスが語らいの場になったり、植栽が夜のお家の主役に変わったりする——そんな小さな発見の積み重ねが、ひかりノベーションを育ててきました。これからも、暮らしの中に灯るわくわくを、皆さんと一緒に見つけていきたいと思っています。